前説
頭脳警察の「いとこの結婚式」がラジオで流れた1973年、中学校の友人宅でラジオを聞いていました。
何というグループ名を付けるんだろうと思ったのです。ただ、それだけでした。
電気店が営んでいる地元のレコード屋で、そのアルバムを見つけました。
小遣いの少ない中学生の時だったので、スルーしました。
その時すでに、そのレコードが発売中止になったという情報を耳にしていたと思います。
一度は聞いてみたい、どんな曲が発売中止の対象になったんだろうとは思っていました。
だから、先の友人にそのレコードが店にあることを教えました。
友人はしばらくして、そのレコードを購入し、私に聞かせてくれました。
「さようなら 世界夫人よ」という意味が理解できないタイトルの曲から切ないメロディーが流れました。
発売中止の対象となった放送禁止歌には、目もくれませんでした。
その後、高校合格後の休みの間に、ステレオ装置を持っていた従兄に東京へ連れて行ってもらいました。
宿泊先は、従兄の友人である大学生の下宿先でした。
そこがどこだったかは覚えていませんが、坂道が多かったように記憶しています。
そこへ行く途中。
電柱に「三里塚闘争」のビラが貼られていました。
その後、千葉県成田市の現成田空港のある三里塚で、頭脳警察が演奏を行ったライブ・レコードが発売されたことを知りました。
それでも、小遣いの制限のある高校生の買うレコードの優先順位に、そのレコードは対象になりませんでした。
1990年代、洋楽ロックや日本のフォーク・ロックのライブ盤収集の時期が訪れます。
大人買いが出来る社会人になって、いよいよ頭脳警察に目を向ける時が近づいていきました。
いとこの結婚式 頭脳警察 『セカンド』収録
さようなら世界夫人よ 頭脳警察 『セカンド』収録
発売禁止となった『頭脳警察 セカンド』
一度は発売されたものの、日本レコード協会内にある「レコード倫理審査会」から発売禁止処分が下り回収されることとなりました。
前説のとおり、田舎のレコード店にまで回収の手が回らなかったのかもしれません。
銃をとれ! 頭脳警察
発売中止となった『頭脳警察1』
このアルバムの存在が、頭脳警察に目を向ける切っ掛けとなりました。
発売中止となったそのアルバムの存在はすでに知っていて、自主制作盤として数百枚が通信販売されたということです。
そのレコードが、ネットオークションに出品されていました。
その音源をコピーしたと思しきものもありました。
いずれも、高額になりそうなので手を出しませんでしたが、現物が取引されているんだと目を白黒させました。
2001年6月30日、Hayabusa Landings/FLYING PUBLISHERSによってCDで復刻されます。その後、レコードでも復刻されます。インディーズレーベルだから復刻出来たわけです。さらに、復刻が繰り返されているので、需要はあるんですね。
PANTAが現役でやり続けたから、頭脳警察も何回か復活しました。
その昔、ウエスタンカーニバルか何かのコンサートで、パンタがステージ上でマスターベーションをしたという話を聞いた時、見せられるモノを持ち合わせてないなと思いました。笑...
銃をとれ 頭脳警察
世界革命戦争宣言 頭脳警察
赤軍兵士の詩 頭脳警察
映画になった頭脳警察の曲 「コミック雑誌なんかいらない」
音源リンク 内田裕也&1815 Rock'n Roll Band 1973年
伊藤彰彦著 なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか(抜粋)
面白いページを見つけたのでリンクを貼ります。
滝田洋二郎監督は、いわゆるピンク映画の山本晋也監督の下で助監督を務めたということで、学生時代に『未亡人下宿シリーズ』でお世話になっているようです。
それはともかく、そういう素地が『コミック雑誌なんかいらない』の内容を面白いものにしてるんですね。
ずいぶん前にテレビ鑑賞しているのですが、ビートたけしが出演しているなんて印象になかったですね。
そして、このリンクの中に、頭脳警察の曲名を映画の題名に使用することを、監督は許可を得ていないと証言し、内田裕也がパンタに自分の着ている革ジャンを着せて「使用料替わりだ」というエピソードが記載されています。
その他も面白いので、興味の或る方はご覧ください。